SaaS導入数について

<青空ひな>:2020年はSaaS導入数1~10個が8割を占めていましたが、2022年には3割以下に縮小し11個以上導入する企業が32.7%増加しています。その要因はなんですか?
<編集部>:リモートワークの普及に応じて、業務効率化やコスト削減を意識した企業が増加したことが考えられます。
<青空ひな>:なるほど!コロナ禍においてリモートワークが普及したことで否応無しにSaaSが必要になったということですね。
SaaSを利用する目的

<青空ひな>:SaaSを導入している企業のほとんどが業務効率化やコスト削減を目的としていますが、どのように寄与するんですか?
<編集部>:業務効率化の観点から見ると、自社でシステムの運用やメンテナンス作業にリソースを割かなくても良いという点ですね。オンプレミス下ではシステムの運用や保守を自社で行うので、作業工数が多いのがデメリットとしてあげられます。
コスト削減の観点から見ると、SaaSは1つのシステムを多くの社員で利用できるので、低コストで利用できる点ですね。自社でシステムの保守・運用もしないので費用が抑えられるんです。
そのため近年では、自社でシステムを運用・保守する「オンプレミス」から作業工数の少ない「クラウド(SaaS)」に移行する企業が多くなったと考えられます。
<青空ひな>:そうなんですね!オンプレミスからクラウド(SaaS)に移行することで業務効率化やコスト削減につながるから、SaaSの導入数が増加傾向にあるんですね!
シャドーITの減少

<青空ひな>:利用許可を取っていないSaaS(シャドーIT)の利用数が減少していますが、どのような要因が考えられますか?
<編集部>:SaaSの導入数が増加したことで、SaaSが社内へ浸透し、運用ルール等が設けられたことが要因として考えられます。世間的にも「SaaS」という言葉の認知が広がってきた印象です。
<青空ひな>:なるほど!SaaSの認知が広がり、導入数が増加したことでシャドーITに対する取り組みが行われてきたんですね。
導入しているSaaSの種類内訳

<青空ひな>:企業では、導入しているSaaSのほとんどが「ビデオ会議」や「グループウェア」、「チャット」ですがその理由は何ですか?
<編集部>:SaaSを導入している多くの企業が、テレワークを行っているからであると考えられます。2年前に行った調査でも「ビデオ会議」が上位を占めていたことから、近年においてもテレワークを継続している企業が多いことがわかります。今後もテレワークをするにあたってSaaS導入数は増加傾向になることが予想されるので、SaaSを適切に管理できるような対策が重要視されるでしょう。
<青空ひな>:適切に管理というのは具体的にどのようなことでしょうか?
<編集部>:SaaSを不正利用されたことで起こる情報漏洩を防ぐために、IDやパスワードの管理を徹底する等です。紙やデータ上で管理するのではなく、ID・パスワードを管理するツールの導入を推奨します。
<青空ひな>:ありがとうございます!SaaSにおけるID・パスワードを適切に管理するのは重要なんですね。
メタップスクラウドについて

「メタップスクラウド」でも業務効率化やコスト削減等実現することで、SaaS管理やID管理を通して少しでもお力添え出来るよう今後も粛々と開発を進めてまいります。
メタップスクラウドは、新型コロナウイルスの影響や企業のDX推進によってSaaSの導入が急激に増加したことに伴う課題を解決する、SaaS一元管理ツールです。
社内のSaaS利用状況やコストなどの把握を可能にする「SaaS管理機能」と、すべてのSaaSにひとつのID・パスワードでログイン可能な「ID管理(IDaaS)機能」を両方搭載しています。